神道の家庭のまつりには、神棚で行う神様のまつり、御霊舎で行う祖先のまつり、そして、季節ごとや人生の節目ごとに行うまつりがあります。
神棚のまつり
私達の生活に身近な神様をおまつりする神棚…。
だから神棚のおまつりは、毎日欠かさずに行うのです。
「おまつりする」といっても難しく考える必要はありません。家族みんなが毎日挨拶したり食事をとる。それと同じように神さまに接すればいいのです。
毎朝、食事の前に顔を洗い、手と口をすすいだ後、神棚の榊の水を替え、燈明に灯をともして神饌(神さまの召し上がりもの)をお供えします。そして「おはようございます。いつもお守り下さりありがとうございます。どうか今日も一日、家族みんなが無事に過ごせますように」とお参りすればよいのです。
ここでは、神棚のまつり方について詳しい解説を致します。
神棚のまつりに関しては、他にも次の内容を解説しております。
お参りの仕方
神棚をお参りする際の作法は、神社にお参りするときと同じ二拝(礼)二拍手一拝(れい)です。
参拝の方法
1. 姿勢を正してから腰を90度に曲げ2回拝をします。
2. 胸の前で両手を合わせ、右手指先を少し下げます。
3. 2回手を打ち、祈念します。
4. もう1回拝をします。
毎日、家族揃ってお参りできればよいのですが、忙しい朝等はそうできないことが多いでしょう。そんな時には、一人一人が出かける前にお参りすればよいでしょう。また、帰宅した時や寝る前にもお参りしましょう。
つまり神棚のお参りは、「おはようございます」「行ってきます」「ただいま」「おやすみなさい」の挨拶に併せて、毎日の平穏な生活や家族みんなの健康を祈り、感謝することなのです。